2023.11.14 お役立ち情報

【折板屋根】雨漏りの応急処置

建物での急な雨漏りにお悩みではありませんか?

雨漏りは工場や倉庫では建物の劣化を急速に進めるだけでなく、設備や在庫にも深刻な被害をもたらします。

通常は迅速に専門業者に調査や修理を依頼すべきですが、梅雨や台風の時期などは修理のリクエストが殺到し、対応までに時間がかかることもあります。

この記事では、工場や倉庫の折板屋根からの雨漏りに悩む方々に向けて、応急処置の方法をご紹介します。

※内容は折板屋根(金属屋根)の工場や倉庫に焦点を当てています。波形スレート屋根や外壁からの雨漏りには対応していませんので、ご了承ください。

【要注意】屋根にのぼるときの危険性

第一に、一般の人が屋根の上で何か作業をすること自体、賢明ではありません。

屋根工事中に発生する事故の中で最も多いのは転落事故であり、プロでもその行為は生命に危険が伴います。そのため、必ず以下の注意点を守り、充分な安全対策をお願いいたします。

【応急処置の注意事項】

・雨の日には絶対に屋根に上らない
(足元が濡れていると滑落の危険性が非常に高まる)
・2人以上での作業を行う
(1人は地上で待機し、梯子を使用する際にサポートをし、緊急時の連絡を担当する)
・ヘルメットを必ず着用する。
・最低限の作業に留める。
・原因が特定できない場合は強引に調査せず、専門業者に依頼する。
・修理は自ら行わず、必ず専門業者に委託する。
・応急処置の後は、専門業者に修理を依頼する。
・屋根材が波形スレート屋根の場合は決して上らない。

応急処置その①原因特定

まずはじめに雨漏り原因の場所を特定します。雨水がどこから侵入しているのか確認します。

(1)ボルトがサビていないか

サビのひどいボルトの有無を確認します。

工場や倉庫の折板屋根において、雨漏りの主な原因は、屋根材の固定に使用されているボルトのサビ(酸化)です。ボルトが酸化進行すると、腐食によって隙間が発生し、そこから雨水が侵入します。

(2)折板屋根に穴があるか

屋根材に穴が開いていないかを確認します。

折板屋根は、一般的にはボルトに比べて錆に強いですが、金属製であるため、ボルトからの錆や年月による錆により穴が開くことがあります。

さらに、飛来物やボルトの錆で肥大化することにより、屋根にひびが入り雨漏りするケースも考えられます。

(3)折板屋根にひずみや浮きがないか

屋根材同士の接合部に隙間がないか確認します。

折板屋根は、経年による伸縮・膨張、また強風や地震などの影響で歪みが生じることがあります。隙間が発生すると、そこから雨漏りが発生する可能性があります。

これらの原因が屋根全体にわたる場合、処置が難しく、専門業者の手が必要です。範囲が限定され、原因が明確である場合にのみ、次の応急処置に進むようお願いします。

応急処置その➁応急処置

(1)防水テープで穴をふさぐ

・錆によって折板屋根に穴が開いている場合
・屋根材のわずかな浮きにより隙間ができている場合

防水性のある粘着テープを雨水の浸入箇所に貼るだけなので手軽に行えます。テープを貼りつける前に、必ず対象箇所をしっかり水拭きして汚れを取り除き、十分に乾燥させてください。これによりテープの剥がれを防げます。

また、テープを購入する際には、必ず「屋外用」のものを選ぶようにしましょう。

(2)ブルーシートで雨漏り箇所を覆う

・雨漏りの原因箇所が広範な場合

雨水が侵入している可能性のある箇所を覆い、一時的に建物内部への雨水の浸入を防ぎます。 この方法は古典的ではありますが、非常に有効です。

シートが浮いたり風で巻き上げられたりすると効果が薄れるため、防水テープを使用してシートを屋根材にしっかりと固定することが重要です。

(3)コーキング材を使う

・ボルト周辺など、防水テープで遮断が難しい場合

コーキング材(充填材)を使用して、雨漏りの原因となる穴や隙間を埋めます。

コーキング材は多岐にわたりますので、購入時には慎重に選びましょう。 屋外で使用し、かつ金属に対応した変性シリコーン系コーキング材を選択してください。

コーキング材にはチューブタイプとカートリッジタイプがあり、少量の場合はチューブタイプ、多量の場合はカートリッジタイプが適しています。 ただし、カートリッジタイプは専用の「コーキングガン」を使用して押し出す必要があります。

慣れていないと手や衣服、周辺を汚す危険性が高く、作業は難易度が高いです。 防水テープが使用可能な箇所では、防水テープを使った応急処置を選択することが推奨されます。

まとめ

今回は雨漏りの応急処置に焦点を当てました。

折板屋根の雨漏りは、1か所だけでなく全体的に劣化が進んでいる可能性があるため、修理が後回しにされると建物全体の劣化が進行し、最終的な修繕費用が膨らむ可能性があります。

修理費用の検討から逃れがちですが、その間に建物全体が損傷を受け、結果として修繕費用が増加する危険性があることが、雨漏り被害の深刻な一面です。

雨漏りに対しては専門業者による根本的な対処と再発防止策が不可欠です。

イーテックでは、工場・倉庫の折板屋根における雨漏りや防水に関する問題に対処するために、防水塗装工事を提供しています。

工場・倉庫における防水や雨漏り、また営繕や改修に関するお悩みがございましたら、無料お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

■関連記事■

【倉庫・工場】屋根の雨漏り修理【尼崎】

工場の”雨漏り”はどうする?

現場調査からお見積り提出までを無料で行っています。

工場・倉庫に関する些細なお困りごとでもお気軽にご相談ください。

ご連絡をお待ちしております

▶お問い合わせ◀

尼崎市密着の工場・倉庫・老健施設の外装改修専門店 イーテック

導入にあたって、気になるポイントを詳しく解説します!

選ばれる理由 工事メニュー 施工事例 資料請求

Flow施工の流れ

お問い合わせから施工までの流れを
ご紹介します

  • STEP01

    ご相談・お問い合わせ

    お電話またはメールにてお問い合わせください。
    小さなご質問でもかまいません、お気軽にお問い合わせください。

  • STEP02

    現場調査

    設計図に基づいて調査を行い、工場・倉庫の劣化具合の診断を行います。
    経験豊富な診断士がどんな些細なサインも見逃しません。

  • STEP03

    劣化報告・お見積り提出

    現場調査で撮影した写真をもとに劣化診断報告書をご提出します。
    お客様のご要望に合わせた稟議書をご用意させていただきます。

  • STEP04

    ご契約

    ご予算やご要望に合わせてご用意したプランから、最も担当者様に適したプランをお選びいただきます。

  • STEP05

    施工スケジュール設定

    工場の稼働状況やスケジュールに合わせて工程表を作成し、施工のスケジュール設定を行います。

  • STEP06

    施工開始

    ご契約の際にご提出した規約のもと、国家資格保有者による施工を開始いたします。

施工の流れの詳細へ

Questionよくあるご質問

工事に内容によって様々ですが、一般的な塗装工事ですと2週間から3週間程になります。

建物の大きさや、お出しする資料のご要望によって若干の違いはありますが、7日から10日ほどで提出させていただいております。

イーテックでは作業員名簿をはじめ、危険予知活動日報といった安全管理を目的とした書類の作成・管理を徹底しております。

現場調査からお見積り提出までを無料で行っています。工場・倉庫に関する些細なお困りごとでもお気軽にご相談ください。ご連絡をお待ちしております

詳細は各社様に対して現場調査後のお打ち合わせ時に調整させていただきますが、最大限通常業務に支障の出ないよう配慮・手配をさせていただきます。

基本的にはすべてイーテックにて承っております。その後、各担当者等への手配も弊社にて実施いたしますのでご安心ください。

資料請求無料

会社概要やサービス内容を詳しく紹介した資料をお送りいたします。

こんな方におすすめです

  • 工場や倉庫をはじめとした大型物件のメンテナンスを検討中の方
  • 塗装や改修工事の相見積もり先を検討している方
  • イーテックについて詳しく知りたい方

お電話でも受け付けております

0120-991-940 (受付/10:00-17:00 定休日/水曜定休)

ご相談やお問い合わせはこちら

    下記フォームへ必要事項をご記入の上、送信ください。

    会社名※必須
    役職
    部門※必須
    お名前※必須
    会社のメールアドレス※必須
    電話番号※必須
    プライバシーポリシーに同意の上、送信ください。