工場の”雨漏り”はどうする?
目次
工場や倉庫の雨漏りの原因
屋根の固定に使われているフックボルトは、サビが発生しやすいです。
サビが進行すると腐食により隙間が生じ、雨水が入り込みます。
また、フックボルトのサビや経年劣化の腐食により、屋根に穴が開いてしまったり、
経年による屋根素材の収縮・膨張や、強風・地震などの振動によりゆがみを生じることがあります。
ゆがんでしまうと、その隙間が雨水の浸入経路となります。
特に近年はゲリラ豪雨や巨大な台風が頻繁に襲来することが多いため、
工場や倉庫の屋根や外壁には大きな負荷がかかっています。
そのため、定期的な点検とメンテナンスを行うことが重要です。
お早めに対処することで、屋根の寿命を延ばし、雨漏りのリスクを軽減することができます。
雨漏りの被害
①商品・在庫の水濡れ
➁機械・設備の水濡れによる故障
➂漏電や、漏電火災
④カビの発生
⑤建物への直接被害
雨漏りの応急処置
「応急処置」はあくまで業者の修理までの一時的な対処でしかありません。
しかし屋根修繕の専門業者が到着するまでの時間帯では、
緊急の対応が求められ、貴重な倉庫や工場を保護する必要があります。
一般的に使用されている手順です。
①まず雨漏り箇所に防水テープを貼り、穴などを塞ぎます。
➁雨漏り箇所にコーキング剤(コーナン等で購入可能です。)を注入します。
➂ビニールシートをかぶせる。
【屋根】雨漏りの工事方法
①屋根塗装
➁重ね葺き工法(カバー工法)
➂葺き替え工法
以上、3つの工事方法があります。
【①屋根塗装】
既存の屋根を洗浄し、傷んだフックボルトの交換・防水処理を行ったうえで、防水塗料で保護コーティングします。
メリット |
・工事中も工場・倉庫が稼働できる ・産業廃棄物が最小限、新しい屋根もいらない➡低コスト ・防水性の他、遮熱性もある(暑さ対策) |
デメリット | ・雨天時は施工ができない ・屋根の傷みがひどい場合は塗装できないことがある |
【➁重ね葺き工法(カバー工法)】
既存の屋根材の上に、新しい屋根材を施工する方法です。
メリット |
・工事中も工場・倉庫が稼働できる ・屋根の撤去費用・廃材処理費用が掛からない➡コスト削減 ・断熱・遮音性が向上 |
デメリット |
・施工にかかる初期費用はやや高い傾向にある ・既存の屋根材の経年劣化は進行する |
【➂葺き替え工法】
既存の屋根を撤去して、新しい屋根材を施工する方法です。
メリット | ・野地板や防水シートの交換も可能 ・新品となるため、高い防水効果が期待できる |
デメリット | ・工事中、工場・倉庫の稼働をストップしなければならない ・アスベストを含有するスレート屋根は、飛散リスクがある |
【外壁】雨漏りの工事方法
塗装工事の雨漏り防止以外のメリット
最近、異常気象による猛暑や急な雷雨が続くため、
企業オーナー様は従業員や製品を保護するために、
特別な塗料を使用した屋根修理を検討する傾向が増えています。
特に高い遮熱性を持つ塗料を用いることで、現場での電力消費の削減など、さまざまな利点が期待できます。
▼参考ページ
弊社は、工場や倉庫の屋根修理に豊富な実績を持っており、
雨漏りから省エネ対策まで、多様なニーズに対応した屋根修理の提案が可能です。
何かお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。
現場調査からお見積り提出までを無料で行っています。
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